清ら三線通信Ⅱ

　偶には三線の話を1つ。

　自宅近くに「アクアピア」という無料の
公的施設がある。建てたのは高槻市、運営は
民間企業。公設民間委託だが、見学料は無料。
こども達に芥川の環境について学ぶことができる
学習施設でもある。

　ここには、近辺で観ることができる
私が応援するホークスの象徴である鷹の目撃
回数の統計とその剥製が置いてある。
マニアックだが興味深い。高槻北部の山間部には
オオタカを始め多くの種類のホークが生息している。

　そんな公園の一角の木製ベンチが私の
三線練習場所だ。前に水洗の綺麗なトイレが
あるので便利だし。私設が休館中なので
ここをマイポイントにしている。

　早弾きすると、鳥のさえずりが激しくなるように
思えてくるのは不思議だ。近隣の方やウォーキング
中の方からも声を掛けられる。「三線」の名前が
本土でも定着してきているが、未だに「じゃびせんですか？」
と質問されることもある。特にシニア層から。
「沖縄の方ですか？」もよく言われる。まだまだ、
三線文化は「少数派」に属するのかも知れない。
本土で三線練習している人は8割方やまとんちゅ
だと思うのだが。

　そんなことを考えながら苦手曲を練習している。
どんな曲かって？　「二揚」の某曲だ。