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2015年01月31日

大阪市の教育は橋下氏による「改革」で末期症状I?

 大阪市の友人からもらった報告ある。
これを整理して次のような記事をアップする。

 次の数字は「大阪市・教頭選考受験希望者数」の
変遷だ。小中学校数は2001年度から12年間で
+2校(小学校)、+3校(中学)と微増しているにも
かかわらず教頭選考希望者数は90~92%も
激減している。

[大阪市教育委員会 公表資料] (単位・人)

2001年度 小学校  中学校
       343   231
2002年度 323   220
2003年度 295    196
2004年度 248   193
2005年度 201   180
2006年度 188   178
2007年度 149   163
2008年度 100   132
2009年度  89   114
2010年度  69    78
2011年度  63    67
2012年度  58   37
2013年度   28   22

これをグラフにしてみると

大阪市の教育は橋下氏による「改革」で末期症状I?

友人によると橋下市長登場後、管理職試験受験者
激減ですでに教頭を全校に配置できない状況だという。

受験資格年齢は35才まで下げている。それでも受験者が
減り続けた中で、2012年度は、不合格発表済み受験者の中
から10名弱を「復活合格」にして埋めた。

2013年度は、新年度直前の3学期になってから年に2回目の
異例の教頭試験を緊急実施し、無理矢理受験させて
筆記試験なしの面接だけで数十名を追加任用して、
4月1日に間に合わせた。

 今年はもう限界・・・今、大阪市だけの「教頭補佐」(首席)と
「教頭補助」(嘱託)の新設を、来年度予算案に入れようと
している。

 新採受験者の他県・他市への流出、講師希望者の
不足による長期の担任欠員状態(子どもは自習)。
そして、そのツケは教職員の過労と病気、子どもの
荒れを生んでいます。結局、生徒児童にツケが
廻される。

原因は何か?
 橋下・維新と大森・教育委員長の「点数競争・子どもは
管理と躾け直し・教職員は統制」という根本政策だ。
 パワハラ、セクハラ民間校長も学校の荒れを
増幅させている。政治家の教育への不当介入が
根本原因。

 橋下・維新の教育からの一掃しかない。


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