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2013年05月26日

橋下市長との面会を拒否した「従軍慰安婦」の声明

 橋下さんの女性蔑視・人権無視の暴言を批判し、彼との面会を
拒否した「従軍慰安婦」(強制性奴隷)のオモニの声明が
マスコミで正しく紹介されていないので、ここに全文を
紹介します。橋下さんは、今なお、発言を撤回しておらず
かつ未だに市長の地位にしがみついています。
 おぞましい姿です。同じ日本人として恥ずかしい思いです。

 以下声明。

日本軍「慰安婦」生存者である私たちは
日本維新の会共同代表権下徹大阪市長との面淡を拒否します。
日本軍「慰安婦」生存者である私たちは、日本での7月参議院選挙を
目前に控え、日本市民と政治圏に再び日本軍「慰安軌問題解決を訴え、
戦争のない平和な社会づくりに連帯するため、5月18日から福山・
沖縄・広島・岡山を経て大阪・奈良をまわり歴史の真実を日本市民社会に
伝えています。
そして、私たちは橋下市長が自身の妄言を撤回し謝罪するために会うと
理解し、 24日に橋下市長と会うことにしました。

■橋下市長は面談の対象ではなく「審判」の対象
 日本証言集会のさなかである5月19日、私たち生存者は橋下大阪市長、
石原元東京都知事らが共同代表の維新の会が「橋下の『慰安婦は必要だった』
発言を撤回しないことで一致した」と明らかにした報道に接しました。
橋下市長はその後も強制性を否定する立場などを連呼し、胸を引き裂
かれる思いでしたo
私たちは今年86歳と88歳になります。引き裂かれた胸を抱いて橋下市長に
会うことを考えると、妄言を任務と課す張本人を前にすること自体が
恐ろしく大きな精神的衝撃となっています。ひとすじの期待
をかけて面談しようとしましたが、それは純真な考えであったと
「反省のない」橋下市長の続く妄言が答えています。
 ここに、橋下市長は面談の対象ではなく、「審判」の対象であるだけだと
再度明らかにします。

■橋下市長の仕組まれた謝罪パフォーマンス、シナリオに合わすことはできません
5月18日からの証言集会を行う過程で日本の記者から入手した情報によると、
24日の面談で橋下市長は、謝罪パフォーマンスを企て、その上ひざまずいて
謝るという一過性のマスコミ操作を準備していることがわかりました。
この謝罪パフォーマンスは、反人権的な発言がアジアの良心的な市民社会は
もちろん、国連や米国務省・米議会などの批判で困難に陥るや、自身の立場を
守ろうとひねりだされた脚本であると断言します。
終わらない被害者の胸痛む現実と歴史を、橋下市長の謝罪パフォーマンスと引き換え
にすることはできません。二度も踏みにじられる必要はありません。

■世界平和市民と一緒に前進するのみ
私たちはその場しのぎで臨機応変に術策を変える橋下市長に会う価値も理由もないと
判断しました。橋下市長との面談を拒否します。橋下市長が心から私たちに
申し訳ないと感じ反省するならば、自身の口から出た犯罪に等しい妄言を
撤回し、公式謝罪しなければならないと考えます。
 そして、政治家として間違いに対する責任をとり、政界から引退することを
望みます。私たちは、これまでの道を今後も歩み続けるのみです。

2013年5月24日
日本軍「慰安婦」生存着 金福童 吉元義




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