清ら三線通信Ⅱ

　橋下さんは様々なアドバルーンをあげて、それに対する世論の
反応を見ながら、微調整するという特性がある。
「劇場型人格」の特徴だ。

　橋下さんの政策で唯一（本当に唯一）共感できたのは「脱原発」だった。
しかし、その脱原発も私の予想通り揺らぎ始めた。彼の進める諸政策は
格差と貧困を生み出した新自由主義（小泉「改革」の焼き直し）に基づく
ものだから、原発容認・推進が前提にあるからだ。ここでも、世論（財界も
世論の一つだ）をみながら「微調整」を図るわけだ。

　事実、橋下市長は、１９日に行われた関西広域連合会議で「臨時運転も
ありうる」なる再稼動容認発言。２０日には、橋下と松井大阪府知事が、
関西経済連合会（関経連）など地元経済３団体との意見交換会を開催。
　関経連会長は、森詳介・関西電力会長。「原発問題については話し合われず」
と報道されてはいるが、密室非公開の意見交換会。
原発再稼動に触れていないわけがありません。

　橋下さん、本当に脱原発を標榜するなら、再稼働に反対すると共に、
6/27（水）関西電力株主総会には「再稼動永遠放棄」を定款に明記するよう
提案されたい。

　この姿勢がなければ、あなたの「脱原発」はまやかしだ。