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2011年11月09日

大阪都構想の欺瞞

「橋下の暴走」=「ハシズム」が世間に少しずつ
広まった。「教育基本条例」のあまりのひどさにも
気づき始める府民が増えて来たことは喜ばしい。

 そこで「都構想」だ。要は、「府と市の二重行政の打破」
なんてものは、双方が調整すればそれで済むことだ。

 それでも市を解体する橋下さんの狙いは、ずばり
大阪市と堺市の財源を大阪都が吸い上げることにある。

 東京都は税収が多いから各区に再配分しても
それなりの収入があるから区の財政が成り立つが、
大阪はそうはいかない。税収のパイが小さいからだ。
 区にバラバラにされれば、苦しい財政状況は更に
逼迫し、日常の住民サービスもできなくなるだろう。

 一方、大阪都が吸い上げた財政は何に使わかというと
大規模公共工事だ。「企業に儲けてもらう」(維新公式サイト)
ためといってよい。

 「大阪都構想」とは、要は「企業に儲けてもらう」ための
方便なのだ。その象徴が黒字経営の大阪地下鉄の売却だ!


 この「構想」は橋下さんのオリジナルではない。
関西経済同友会」が02年にまとめた提言がその源。
橋下という人形をつかい、府民を騙しながら実行して
いこうとするのが、今回の選挙と言って良い。

 ハシズムの横暴を許してはならない!


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