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2020年08月26日

音のビビりについて 考察その2

音のビビりについて 考察その2

 そこで、どうするか?
 製造元の沖縄の三線店で見てもらえばよいのだが、
今は、新型コロナ禍で沖縄にも行けない。送料もバカに
ならない。
 そこで、三線を自作する友人(大先輩)に一度意見を聞いて
みようと、三線を見せることにした。

 先輩によると、部当ても問題ない、歌口もしっかり挿入されて
いるとの見解。原因らしきものが思い浮かばないと
首をかしげた。

音のビビりについて 考察その2

音のビビりについて 考察その2

 先輩は、カラクイを外し、カラクイの穴に光に当ててみた。
するとそこに微かなひび割れを見つけた。
肉眼ではなかなかみることができないほどの
ほんの小さなひび割れだった。照明を当てて微妙な
角度でそれが浮かび上がったのだ。触ると指先に微かな
違和感がある。なんと、それは左右にあり、
男弦と中弦の穴の部位にあったのだ。

 どうやら、この「微かなヒビ割れ」が原因ではないか?と
わかってきた。しかし、その割れはどこまで深いのかは
わからない。表面の漆塗り部分だけかも知れない。
もし、ビビりの原因がそのヒビ割れとしてら、一体
どこで発生したのか? 謎が深まった。

続く



 


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