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2015年06月28日

私の三線遍歴 その5 優秀賞挑戦

5.優秀賞への道

 新人賞を振り返って思ったことは
祝い節という300年以上も前の伝統ある
琉球民謡を審査員と聴衆の前で歌えた
ことには自信がついた。それも(テンポが
速くなったものの)正しく歌えた自分が
嬉しかった。

 この頃から曲のレパートリーも少しずつ
増えてきた。三下げの曲も増えてきたし、
早弾きの曲にもトライしたことを思い出す。

 さて、新人賞の次は優秀賞という関門
がある。うちの協会では1年あけて受験となる。
2010年だ。今度は、課題曲は選択ではなく、
3曲からの抽選となる。「恋ぬ花」「遊び
ションカネ」「世宝節」の3曲からの抽選なので
この3曲を徹底練習しなければならない。

 この練習過程で一番に勉強になったのは
「世宝節」。三下げの情け歌の代表例。
普久原朝喜の名作。

「優秀賞からは歌に情けがあるかを審査される」と
は師匠の言葉。

 実際、「ヌミ」「アテ」「ネーイ」「カケ」「ウフカケ」「シデ下げ」
「シデ上げ」等々民謡ならではの歌の技法が
詰まっている。何回もそのポイントを指導されたのだ。

 さて、抽選の結果は?
「遊びションカネ」に決まった。





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Posted by 鷹ぬ鳥 at 09:29│Comments(0)唄三線
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