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2010年03月07日

今も残るお国言葉(故郷中津) 接尾語・感嘆詞編

 本土の人間が唄三線で一番苦労するのは間違いなく
うちなーぐち」だ。どうしても微妙な発音ができない。

 「方言」といえば、故郷中津にも方言がある
あたりまえだ。しかし、関西に住むようになって
全く使っていない。年に数回中津に帰省するが、
中津の人と話すときは、ほとんど標準語だ。

なぜか?理由は単純。
すぐに中津弁がでてこないほど関西在住が長いから。

 そこで、今も覚えている中津方言を思い出す限り
リストしてみた。自分のために。言語学者でも
ないので意味や分析はあくまで個人的見解だが。
 
なしか(なしで)  間投詞  何故か!(怒りを持って追及する感じ)
     関西弁の「なんでやねん!」の感じ。亡き父から「なしか!」と
     よく叱られた記憶がある。

そうちゃ    そうだ(どちらかというと女性が使用?)

そうちこ    同上(どちらかというと男が使用?)

どげちこげち   どれでもこれでも 英語のveryかな?

何でんかんでん   なんでもかんでも
          東京にこれを屋号にしたラーメン屋があるらしい         

~しない    ~しなさい 否定ではなく、命令形で使う  「勉強しないちゃ」

~ちゃ 接尾語   用言などの後に付く 関西弁の「~や」の用法
            「ここで事故があったらしいなあ」「そうちゃ」
 
~ちょる 接尾語   中津弁の代名詞 これが一番有名かな?
(~ちょっ)接尾語  「あそこん唐揚げ屋はよう流行(はやっ)ちょっ」

~じゃら  接尾語   ~なのだ 断定を強調する。
          用例「こっちんほうが安いんじゃら」

~ごたある       ~ようである
      用例「最近あの家、誰もおらんごたある」
     「~ごとくある」→「ごとある」→「ごたある」に変化

どげで   どんなだ?  「足(の調子)は、どげで?」

 故郷で1ヶ月くらい生活したらたぶんこうした言葉も
自然とでるに違いない。


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Posted by 鷹ぬ鳥 at 08:44│Comments(0)故郷中津方言
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