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2020年05月22日

「黒川氏賭け麻雀」の文春砲を考える その2(追筆)

「黒川氏賭け麻雀」の文春砲を考える その2(追筆)

 黒川賭け麻雀リークは誰か?そしてその狙いは?を考える。

5/20(水)文春砲炸裂 5/21(木)黒川辞任、訓告大甘処分
朝日新聞記者の話では「4月も2回、5月も2回産経新聞記者宅
で賭け麻雀した」とのこと。ヘイトまき散らす産経は黙して語らず。
卑怯きわまりない。
 
1.前回の書き込みでは黒川本人説がありうるかな?と思っていた。
「あれだけ自分を悪者にされているのは耐えられない、かといって
首相に辞めますとは言いにくい。なら、・・・・」というもの
だった。
 しかし、スキャンダルで身を汚す必要はないし、エリートとして
の「プライド」としてこの線はないと見る。

2.文春に「黒川氏はギャンブル好きでよく賭け麻雀している」と
ヒントを与えた人がいるかも?例えば文部次官の前川氏を
陥れようとした「内調」など。アベ親衛隊がそれをするとしたら
動機はなんだろう?と昨日書き込んだ。

 新聞記者の世界では「黒川麻雀好き」は有名で、様々な
記者が誘われていたので、文春もそれくらいは
知っていたと考えてもおかしくない。身辺捜査好きな
文春なので、これは「独自取材」とみたほうがよい。
と書いたが、大変なリーク元を見落としていた。

 ピンポイント隠密調査が可能になったのは何故か?
それは、黒川検事総長就任に嫌悪する、あるいは
妬みを覚える検察庁内部の人間からのリークだ。
安倍首相が
検察庁人事に手を入れることに多くの検察官も良しとは
していなかったはず。新聞関係では有名だったのだから、
検察内部でも「黒川賭け麻雀」は公然の秘密であったはず。
ただし、検察内部の誰かは全くわからない。文春は、ここからの
リークからピンポイント内偵が可能になったと見るべきだろう。

3.文春は記事オープンの前には必ず当事者に「これ発表しますよ。
コメントありますか?」と事前予告する。ということは、5/18(月)
に改正案成立断念を発表していた時には少なくとも
政府関係者は文春砲のことは知っていたはず。
 なにしろ、5/15には松尾検察OBから意見書が出され、
ネットでは1000万ツイートデモが吹き荒れて安倍首相は
窮地に陥っていた。そんなタイミングで5/17(日)にネトウヨ
櫻井よしこ氏とネットTVで安倍首相と論議した内容に注目したい。
曰く「改正法は法務省が言い出した(自分は関係ない)」
「黒川氏はよく知らない。二人出会ったこともない」とうもの。
安倍さんは「息を吐くようにウソを吐く」からこれもウソ。
自分が不利になると誰かにそれを転嫁する
のは、森友、加計、桜と一貫している。
今回もこの対談は
改正法成立への拘っているとの評価が一般的だったが、
違う。森友の時の「籠池氏」への態度が豹変し、彼を記し捨てたのと
同じ。また、財務省公文書改ざんであれだけ仕えてくれた
佐川氏を処分したのと同じ構造だ。
 安倍首相はこの時点で文集砲を知っていて、自分に
火の粉が飛ばないように「黒川切り」を考えていたのでは
ないか? 任命責任を問われずに「賭け麻雀」でこの
検察法改正のドタバタから自分に槍が飛んでくるのを
防ぐことができると思ったとしても彼のこれまでの
「責任転嫁主義」からして充分考えられる。

4.結論。文春は麻雀好きというネタを検察庁関係者からの
リークを受けて独自取材をした。
文春砲を事前に把握した安倍さんは、国民や検察OBからの
総批判で窮地に陥っていたので「黒川賭け麻雀」を利用して
抜けがけを図ったと見た。

5.しかし、そうは問屋が卸さない。安倍さんの子飼い河合夫妻への
捜査は進んでいる。河合夫妻逮捕は選挙資金
(政党助成法に基づく国民の税金)環流問題にも
繋がるからだ。

 今後の推移を見守りたい。 


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Posted by 鷹ぬ鳥 at 07:46│Comments(0)私の一言
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