てぃーだブログ › 清ら三線通信Ⅱ › 大阪ガレキ裁判 › 大阪放射能がれき焼却終了を受けて

2013年09月13日

大阪放射能がれき焼却終了を受けて

私も加入している「ガレキ差止め原告団」からの声明です。

 大阪では今年2月、橋下市長が多くの市民の反対を押し切って、
放射能汚染がれきの本焼却を強行しました。「絆」だ「復興支援」だ
という一大キャンペーンの下で推進された「がれきの広域処理」で
したが、ここに来てその正体が暴露され、破綻したと言えるのでは
ないでしょうか。来年3月までかかると言われた大阪での焼却も、
「もうがれきはない」という岩手県からの通知で、この9月7日に終了
となりました。

 放射性廃棄物処理の従来基準すら無視し、国民への増税で集めた
ばく大な「復興予算」をただただ消化するために計画された「広域処理」
というこの国の放射能拡散政策。「被災地支援」に名を借りた、
この粗雑で危険で歪みきった計画を、私たちは決して許すことは
できません。

 今年1月、私たちは大阪での差止め訴訟に踏み切りました。
がれきの焼却は止まっても、裁判は続けます。放射性廃棄物を
焼却・拡散するという危険性と反社会性を市民の立場から徹底して
追及していきたいと思っております。

 同時に私たちは、この「広域処理」が、今後の国の放射性廃棄物
処理計画のほんの序章に過ぎないということを感じております。
いま、福島の塙町や鮫川に持ち込まれてきている「バイオマス発電」や
高濃度放射性廃棄物の仮設焼却炉設置など、より危険な処理が
地元の人々の意見を無視して、強行され拡大されてきています。
先日の鮫川焼却設備の爆発事故は、大阪の私たちにとっても大変な
衝撃で、不安を掻き立てる事件でした。塙町での「バイオマス発電」は
「凍結」ではなく、完全に「白紙撤回」させましょう!誰もが本当に
安心して暮せる町や村をつくるために、今、手をつないでいきましょう!

2013年9月13日
大阪 放射能汚染ガレキ広域処理差止め裁判原告団


同じカテゴリー(大阪ガレキ裁判)の記事

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。