清ら三線通信Ⅱ

　ご存じのように秋山監督が今シーズン限りで辞任。
これをいち早くすっぱ抜いたのは唯一「スポニチ」だった。

　日本一になったのだから今ではどうでもよいかも
しれないが、気になるのは、王会長など一部のもの
しか知らないことを誰がスポニチにしゃべったのか？
ネットで調べてもどこからも情報がない。
しかし、気になる。誰がリークしたのか？

整理すると
１．秋山監督は9月末にシーズンの結果如何に関わらず、辞任を
　球団に申し入れた。これはたぶん、10/2決戦の前に王会長が
秋山監督激励（例の「丁か半かの采配」発言）に行ったときに
出たのではないか？と推察。

２．10/2決戦勝利後のビールかけでも秋山監督は辞任の
そぶりも見せていない。球団社長もコメントで「来シーズンも
秋山監督で」と発言している。選手も辞任などというのは
みじんも知らない。

３．スポニチが「秋山辞任」をすっぱ抜いたのは10/14。
　なんと、翌日からCSファイナルが始まる前日だ。スポニチが辞任の
根拠としたのは「関係者の話」としている。選手に動揺を
与えるＣＳ前になぜ？ただでさえ、ＣＳの呪縛にかかっている
ＣＳ苦手のホークスなんだから、あり得ない話だ。
　王会長も秋山監督も辞任表明はCSや日本シリーズ後と
考えていたから、スポニチ報道は「青天の霹靂」だったはず。

４．秋山監督は王会長の説得で「不本意」な記者会見を10/14の
午後に行った。新聞記事に出た以上、選手を動揺させないように
はっきりさせた方がよいとの判断だった。
　秋山監督は、自分の辞任はCSや日本シリーズ終了後に
表明するつもりでいたので、情報がもれたのは「不本意」と表現
したのだろう。CS突破後の監督インタビューでもマイクで同様の
発言をしている。辞任の理由は「一区切り」。新聞で報道された
家族の病気云々の話は出ず。

５．秋山辞任が報道された時には私は「あり得ない」といったん
思った。しかし、あるとしたら「30億円補強してＶを義務づけた」
球団への「当てつけ辞任」かも？と思ったくらいだ。30億補強は
自分の手腕に対する球団の不信と秋山監督が捉えたとしても
不思議ではない。

５．記者会見後にすぐに「工藤監督」擁立に向けて球団は
動いた。