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2014年05月28日

福島県 小児甲状腺がんないしその疑いが89名

 福島の小児甲状腺がんは悲しいことに
とんでもない方向に進んでいる。これでも、
政府や福島県は原発事故との関連性が
ないと言い張るのだろうか?

子どもを守らずして国の発展など
ありえないはず。福島からの子ども達の
「疎開」を進めるべきだと思います。

 以下、友人からのメールを要約します。

5月19日(月)福島県県民健康調査、検討委員会が
開催され、調査結果が公表された。
小児甲状腺がんないしその疑いが90名だそう。
内訳は、既に手術終了51名。疑い38名。
良性結節1名です。“疑い”とされるのは、未切開
ではあるが、既に甲状腺組織から、がん細胞を
刺吸引したケースで“がん”と見做すことができる
らしい。これで計89例の小児甲状腺がんの発見。

受診者総数は287,056人です。小児甲状腺
がんの発生率は100万人に1人と言われて
いますが、国立がん研究センターによる
日本国内の甲状腺がん発生率は、15歳から
19才歳の年平均で20万人当たり1人程度
です。
有病期間3年(この3年間の発生合計)と
仮定すると20倍を超える発生率です。
明らかに異常多発(アウトブレイク)です。
“美味しんぼ”で鼻血が話題になっていますが、
事態は遥かに進行しているのです。

現在の健康調査は事故当時福島県に住んで
いた0歳から18歳の方に限られています。
しかも行政調査である為、データーの本人開示も
なく、健康対策や相談に結びついたものになって
いません。チェルノブイリでは、事故の4年後から
小児甲状腺がんが多発し、がん以外に、
若年白内障、歯と口の異常、血液、リンパ、心臓、
肺、消化器、泌尿器、骨及び皮膚の疾患など
広範囲に健康障害が起きています
。フクイチ事故
から3年2カ月を迎える今日、事態は急を要しています。



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