清ら三線通信Ⅱ

０６年に金沢地裁で、北陸電力志賀原発２号機の
運転差し止めを認める判決を下した元裁判官の
井戸謙一弁護士が次のようなメールを
配信しています。
　
福井地裁樋口裁判長の判決は
全文を読まないとだめ！と指摘
されています。

法律家の難解な言葉でなく、
わかりやすい文章でしかも
格調高い！

以下、メール転載

私は３．１１のあと，裁判所はかわる，
かわらなければならないと思っていまし
たが，それが，これ以上ない形で
現れました。

福島第一原発事故の経験を踏まえ，従来の
裁判所の判断枠組みを無視し，全く新
しい判断枠組みを作って，明快な論理で，
しかも市民にもわかりやすく判断した
名判決だと思います。
多くの市民が何となく思っていたことを，
この判決は，明快に言い切りました。
市民の人たちには，判決が言っている
のだから，自分たちの考えは間違いではな
いのだ，人に訴えてもいいのだと，自信を
持ってほしいと思います。
その意味で，この判決を読むことから
始めたらいかがでしょう。
判決全文は，ここで入手できます。
http://www.cnic.jp/5851

要旨ではダメです。原文を読んでください。
裁判所の判断部分は３８頁からで，
そんなに長くないです。
市民にも判りやすく，よみやすい文章です。
そして，これを市民に広めてください。
人の命と電気代，貿易赤字，何を大事にすべき
なのか。きっと運動の力になると思います。