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2011年07月13日

放射性セシウムに汚染されたのは牛だけ?

 セシウムに汚染された牛肉が流通したことが
明らかになってマスコミは騒いでいる。
 内部被曝で肉にセシウムが蓄積したのだ。

 牛が内部被曝したということは、人間も
内部被曝
しているということだ。

 産経新聞しか報道しなかったが、福島の子どもの
尿から放射性セシウムがフランスの研究所の分析から
明らかになっている。他の大新聞は「沈黙」だ。

 フランスの民間放射能測定・研究団体クリラッドが
福島原発事故の放射能汚染についてコミュニケ(7/7)
を出したが、その中にもこんなくだりがある。

 この町(福島市)の住民は、まず汚染された空気の
吸引によって、また放射性物質が付着したことによって
汚染した食物の摂取によって、非常に重大な内部被曝に
さらされている。
 日本当局は、実際、3月21-23日(食物の種類によって)に
なってからでしか、福島県の食糧摂取の制限を指示しなかった。
したがって、住民は一週間以上、何の制限も情報もなく、
非常に汚染された食品を食べていたことになる。この事実から、
住民は数十ミリシーヴェルトの有効な線量やシーヴェルトを
こえる甲状腺への線量を受けていたと言える。

 参考までに、原発から100キロメートル南のほうれん草が
ヨウ素131によって受けた最初の汚染は、若いこどもが200
グラム食べたら、年間許容量の1ミリシーヴェルトを越える
ほどだろう。北西40キロの植物はあまりにも汚染されすぎていて、
5グラム食べただけで、年間許容量に達してしまう。

 国民は、否応なしに内部被曝されたのだ。


 原発爆発で、今も放射性物質をまき散らした
福島原発。この原発を歴代政府は「安全、安全」と
ずっと言い続けてきた。それが爆発だ。

 もう一度、立ち止まって考えてみよう。

原発依存を続けるメリットって何?
そのメリットは国民全体の利益にかなってる?




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