清ら三線通信Ⅱ

　２つめは「原発」の炉心溶融。私たちは米スリーマイル島
事故とチェルノブイリ事故を知っている。そんな最悪の
事故にならないことを祈るばかりだ。

　「海水を炉心内部に注入し、冷却している」というが、
直接確認できるような状況ではない。炉心内部で何が
起こるか？「炉心内への海水注入」は初めてのことで
あるだけに、何が起きても不思議ではない。
「原発の暴走」だ。水蒸気爆発で放射性物質の飛散、
嘗て言われた「チャイナシンドローム」の可能性さえある。

　チェルノブイリ事故の場合は半径３０キロ内は
住めなくなった。（これとて不十分だが）
放射性物質の飛散を考えると、東京だって
危ない。

　思えば、全国に原発が存在する。関西には
「原発銀座」もある。

　核兵器所持を目的に原発を推進してきた歴代の
自民党政治と金儲けするために原発を作り続けた
電力会社の責任は重い。

　心ある反原発の学者や運動家が批判してきたのに
「大丈夫」と居直ってきた推進派。かれらの主張の
欺瞞性が悲しい現実の前にさらけ出されたように
思うのは私だけでもあるまい。

　原発を巡る今の本当の情報はこちらを参照すべきでしょう。
「脱原発」を掲げる「原子力資料情報室」
　

　原発是非の論議はともかく、本当に心配だ。